杜撰な契約
岡崎市のKさんから電話が入ったのはテレビの最終放映が終わる少し前外壁に亀裂が生じ、雨漏りがひどく、調停で争ってあかないという。
そうとすれば、契約書と一緒に設計図書を一式送ってほしいというと、契約書は半紙一枚のもので、約款もついていないという。言らに、設計図書はというとタイルの割りつけ図面が数枚と平面図・立面図が書かれた図面が1枚の合計8枚と言った具合だったらいい。
どうして、こんなずさんな契約をしたんですかと確認すると1720万円で、一切まかせてほしいと業者がいうのだから、私らはド素人なんで、そんなもんかと思って、まかせてしまったんだといわれる。
たまたま、この建物は画家の作品を展示している画廊であったが、住まいを購入する場合でも、こうしたずさんな契約がまかり通っているのだ。さらには、契約書と設計図書を見て二度びっくりした。
建築確認申請書には、設計者の欄にも工事監理者の欄にも署名があるのに、この設計者・監理者は工事中に一度も現場に顔を出していないというから驚きだ。設計図書に明すじかい記している二十数本の筋違が一本もなく、建物は完成後に動いているのが確認できる。
そのために、外壁のタイルが異常に割れ、誘発目地(材料の収縮による亀裂を集中きせるための目地)が用をなさない状態で、展示室内に雨漏りがしていた。本当に信じられない事だ。調停の席で、施工業者は、「木造の建物で外壁にタイルを張ると必ず割れると念を押した」から、当方の責任ではないという主旨の反論をしている始末だ。多くの木造住宅の浴室で、タイルがみんな割れているだろうか。契約の段階で相談してほしかったと言ってももう為す術はなかった。
こんな事って、いつ自分にあってもおかしくないはず!そんなエピソードを交えて建築について学んでいきたい。
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いつか自分で不動産投資のもとになるような、建物を建てるときようにも知って損はないですよね。